saiban

賠償金の踏み倒し?

神戸新聞に賠償金の踏み倒しに関する記事が載っていました。

賠償金の“踏み倒し”横行 殺人などでは7割も

2016/9/18 06:50神戸新聞NEXT

先日、山形マット死事件の賠償金に関する裁判の記事も新聞に掲載されましたが、この神戸新聞の記事によれば想像していた以上に踏み倒しが横行している模様です。

山形マット死事件

wikipediaより引用リンク

踏み倒しの現況

要約しますと、殺人や傷害致死の加害者の約7割、強盗は約5割、詐欺・横領も約5割、が賠償金不払いになっているそうです。(標本数 被害者+遺族1065人)

民法

民法の規定では、賠償命令の効力は10年までで、払って貰えない場合は、時効にならないように、もう一度、被害者遺族側から訴訟を起こす必要があるとのこと。

かつ、賠償金の支払い義務がある人(加害者側)の銀行口座等を裁判所が差し押えるには、支払いを受ける検知のある人(被害者側)が金融期間の支店名までを特定する必要があるとのこと。

10年毎に訴訟を起こしたり・・、加害者との接点があるかどうかの状態で相手の金融期間の支店名を特定するとか・・。

被害を受けている側に、どうも負担が重すぎる感じを受けます。訴訟を起こせば、訴訟費用諸々が必要になりますし。

謝罪の意思は、お金が全てでは無いとはいえ、全く支払わないというのは、どうなんでしょうか?
本当に反省しているのか、加害者のクセに事件を忘れようとしているのか・・どうにも悲しい結末です。

制度の見直し

このままだと、容易に踏み倒しというか、賠償しないままという事例が減りそうにありません。

各市町村では、独自に代理弁済して加害者に代位請求するという制度を作ったりして対応しているところもある様です。

国(法務省)も、問題視しているらしく、来年の国会には改正法案を提出して加害者財産の差し押さえを容易にする方向で検討中の様です。

今後もこの問題には注目していきたいと思います。